愛犬がリードを付けるのを嫌がるが、それがどうしてなのか分からず対処法に困っている人は多いのではないのでしょうか?
この記事では、愛犬がリードを嫌がる理由について深掘りします。犬がリードを嫌がる5つの理由から、なぜ必ずリードをつける必要があるのか、適切な対処法まで詳しく解説します。この記事を読めば、あなたの愛犬がリードを嫌がる問題を解決するために、必要な行動が分かるでしょう。
この記事でわかること
- リードトレーニングの基本ステップ
- 犬がリードを嫌がる理由と対処法
- 犬との絆を深めるためのアドバイス
こんな人におすすめの記事です
- 初心者の犬の飼い主
- リードトレーニングに苦戦している飼い主
- 犬との関係を深めたい人
犬がリードを嫌がる・拒否する5つの理由
犬がリードを嫌がる理由は様々あります。ここでは、
- そもそもリードに慣れていない
- リードに対しての恐怖心・トラウマがある
- リードが合っていない
- 首周りや皮膚に炎症がある
- リードがおもちゃ代わりになっている
について解説します。リードを嫌がる原因を確認して、克服しましょう。
理由①|そもそもリードに慣れていない
犬がリードに嫌悪感を示す一番初めの理由は、単純にリードに慣れていないことです。リードは犬にとっては自由を制限するもので、初めてそれを体験するとストレスを感じることがあります。特に、子犬の場合、初めてのリードは恐怖を引き起こすことさえあります。
なぜなら、彼はまだ初めて見る外の世界を散歩することに興奮しており、その自由が制限されると混乱するからです。また、成犬でも、以前にリードの経験がない場合、リードに対して抵抗を示すことがあります。
理由②|リードに対しての恐怖心・トラウマがある
一部の犬は、過去の経験からリードに対して恐怖心やトウマを持つことがあります。これは、リードによる制約感や急な引っ張りによる身への不快感、あるいは訓練中の過度な強制など、犬がリードを嫌がる理由の一つかもしれません。
例えば、初めてリードをつけられた時に強く引っ張られて痛みを感じた、あるいはリードをつけられて無理に歩かされたことがトラウマとなり、その後リードを見ただけで恐怖心を感じるようになる場合があります。
理由③|リードが合っていない
リードは単に犬を制御するための道具ではなく、犬とのコミュニケーションツールでもあります。そのため、リードが犬にとって適切でなければ、不快感を覚えてしまうのです。リードが合っていないとは、具体的にはどういう状況でしょうか。
まず、リードの長さが適切でない場合があります。長すぎると犬が自由に動きすぎてしまい、短すぎると窮屈に感じてしまうことがあります。
また、リードの素材も大切です。荒い素材のリードは犬の肌に摩擦を与え痛みや不快感を引き起こすことがあります。さらに、リードの重さも考慮に入れるべきです。重すぎるリードは犬の背中に負担をかけ、体調不良を引き起こす可能性もあります。
理由④|首周りや皮膚に炎症がある
犬がリードを嫌がる、または拒否する理由の一つに、首周りや皮膚に炎症があるというケースがあります。特に、リードをつける部位に赤みや腫れ、皮膚の異常が見られる場合、それは皮膚病やアレルギーなどの可能性を示しています。
犬の皮膚は人間と比べて薄く、また皮脂腺が少ないため、乾燥しやすく敏感です。首輪やハーネスが擦れてしまい、それが皮膚を刺激することで炎症を引き起こすことがあります。
理由⑤|リードがおもちゃ代わりになっている
幼い犬や遊び好きな犬にとって、振り回されるリードは非常に魅力的な遊び道具です。リードを咥えて引っ張ったり、振り回したりすることで遊びの一部として認識してしまうと、リードをつけるという本来の目的が失われてしまいます。
このような行動は、リードをつける際のストレスや不快感をほぐすための行動とも解釈できます。犬にとってリードは制約となるもので、それを遊びに変えてしまうことでストレスを減らそうとするのです。
リードは散歩をするときに使うと教えることで、犬はリードを安心感と結びつけ、嫌がることなくリードを受け入れるようになるでしょう。
犬のリードは必ずつけないといけないの?
犬のリードは、散歩時の安全性を確保するために一般的に必要とされています。特に屋外での散歩時には、予期せぬ事態を防ぐために必要な道具です。
そのため、犬にリードを付けることは、国の飼育基準や自治体の条例等によって定められています。また、リードは、犬が他の犬や人、自動車などに突然駆け寄ることを防ぎ、また犬自身が危険な状況に巻き込まれることを避けるための必要な道具となります。
犬がリードを嫌がる時の対処法は?
犬がリードを嫌がるときの対処法としては以下の方法があげられます。ここでは
- リードに慣れさせる
- リードに対して楽しい・ポジティブな印象をつける
- リードを着け心地の良いもの・負担の少ないものに変えてみる
について解説します。リードを嫌がるときの対処法を確認して、必要に応じてリードを変えてみたり、トレーニングをしたりしてみてください。
まずはリードに慣らす!
リードに慣れることで、犬はストレスを感じることなく快適に歩くことが可能となります。では、どのようにして犬をリードに慣らすのでしょうか?
まず、子犬のころからリードに触れさせるとよいでしょう。子犬のうちからに触れる機会を増やし、リードが身近な存在であると認識を持たせることが大切です。
リードに対して楽しい・ポジティブな印象をつける!
大切なのは、リードに対して愛犬が楽しいと感じ、ポジティブな印象を持つことです。これは、リードをつける行為を「散歩に行くための前段階」や「新しい場所を探検するための手段」といったポジティブな結果に結びつけることで実現可能になります。
おやつを使ったトレーニングも有効な手段の一つです。例えば、リードをつけるたびにおやつを与えるようにします。これにより、「リード=おやつ=楽しい」という連想を犬が持つようになり、リードをつけるのに抵抗がなくなっていきます。
リードを着け心地の良いもの・負担の少ないものに変えてみる
犬にとって不快なリードをつけられていると、散歩自体を嫌がるようになる可能性があります。リードを選ぶ際には、犬の体型や大きさ、活動量を考慮し、心地の良いものを選びましょう。
例えば、軽量で肌触りのよいナイロン製のリードや、伸縮性のあるリードは、犬の首への負担を軽減します。
愛犬に適したリード選びのポイント
リード選びのポイントは以下が挙げられます。ここでは、
- サイズ感や素材
- ハーネスと組み合わせた使用
について解説します。 犬種や体格、素材との相性を確認して正しく選びましょう。
サイズ感や素材
犬種や体格に応じた適切なリードの長さを選ぶことが大切です。大型犬には長めのリードが適しており、小型犬には短めのリードが適しています。
また、リードの幅も犬の大きさによって異なります。大型犬には幅広のリードを、小型犬には細めのリードを選ぶと良いでしょう。
次に、素材についてですが、ナイロンやレザーなどが一般的です。ナイロン製のリードは軽くて丈夫なので、日常使いに適しています。
一方、レザー製のリードは耐久性があり、長く使うことができますが、重さがあるため、個々の好みによります。また、犬がリードを嫌がる理由の一つに、リードの重さや素材に対する違和感が挙げられます。
そこで、初めてリードをつける際には、軽くて柔らかい素材のものを選ぶと犬もストレスを感じにくいかもしれません。
ハーネスと組み合わせた使用
ハーネスは犬の胴体に装着し、リードを接続するためのアイテムです。リードを首輪に直接つけると犬が引っ張った時に首に負担がかかることがあります。
しかし、リードをハーネスと繋げて使用すると、その負担を犬の胴体全体に分散することができます。ハーネスとリードの組み合わせは、犬の安全と快適さを確保する上で非常に有効です。
特に、引っ張り癖のある犬や、散歩中に犬が興奮しやすい場合には、ハーネスとリードの組み合わせがおすすめです。
リード嫌いで悩んだ飼い主さんの体験談
愛犬のリード嫌いに悩んだことのある飼い主さんの体験談を紹介します。
1.「30代 女性 S.Tさん 愛犬:チワワ 4歳 の体験談」
ひっぱられた際に首に負荷がかかるのが嫌なのか、リードを見るだけで逃げるようになりました。慣らすように、普段から目の見えるところに置くなどしましたが効果が無く、思い切って首に負担がかからないようにハーネスへ変更。すると、最初は警戒していたものの嫌がることはなく、特に困ることがなくなりました。
2.「30代 女性 Y・Kさん 愛犬:ミニチュアダックスフンド 3歳 の体験談」
伸縮リードでは犬が嫌がり、噛んでしまうことがあったため、耐久性が高い紐を編んだリードに変更しました。リードの使用を無理にせず、時間をかけて慣れさせることに重点を置きました。最初はリードをつけることに抵抗があり、噛むこともありましたが、無理にせず褒めておやつを与えることで、約3ヶ月でリードを嫌がらずにつけるようになりました。噛む頻度もかなり減り、リードの使用がスムーズになりました。
3.「40代 女性 K.Kさん 愛犬:柴犬3歳 の体験談」
最初に試した丈夫な素材のリードは犬に嫌がられ、噛むことがありました。最初は丈夫さを重視していましたが、犬が不快に感じていることを察知し、軽い素材に変更しました。軽くて細めのリードに変えることで、犬が気にすることなく使い続けています。
4.「50代 女性 K.K 愛犬:トイプードル 4歳 の体験談」
長さを調節できて便利だと思い自動巻き取り式のリードを選んで使用していました。しかし、愛犬がいらいらするとリードを噛んでしまうのが、困りごとでした。自動巻き取り式のリードは値段が高い上に噛まれると使い物にならないため、悩みがちでした。そこで、愛犬にリードを噛むと散歩を中止するルールを教え込むことで、犬がリードを噛む癖を改善し、散歩時のストレスを軽減しました。
ここで取り上げた飼い主さんの体験談も参考にリード嫌いの克服に取り組んでみてください。
最後に|犬がリードを嫌がる原因を理解し、適切な対処法で克服しよう!
犬がリードを嫌がる原因として、適切なリードの選び方がわからない、リードのつけ方に問題がある、リードに慣れていないなど、さまざまな要素が挙げられます。
しかし、これらの問題は、適切な理解と対処法を身につけることで解決可能です。本記事では、犬がリードを嫌がる原因とその対処法、さらには適切なリード選びのポイントを詳しく紹介しました。
また、リードを嫌がる犬を持つ飼い主さんの体験談も共有しています。彼らの経験から学び、あなたの愛犬がリードを嫌がる問題を克服する一助となれば幸いです。リードは犬とのコミュニケーションツールであり、それを嫌がらずに適切に使えることが、犬との良好な関係を築くためには不可欠です。
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