犬が首輪を嫌がるときの付け方は?慣らす方法や注意点も解説

「犬が首輪を嫌がる原因は?」
「どうやったら首輪に慣れてくれるの?」
愛犬が首輪を付けることを嫌がって困っている方は、首輪をスムーズに付ける方法を知りたいと思っているのではないでしょうか。


犬が首輪を嫌がる理由はさまざまです。「首輪にトラウマがある」「首輪に慣れていない」などの理由があり、愛犬が嫌がる理由に合わせて、首輪を慣らしていく必要があります。


今回は、犬が首輪を嫌がる理由と首輪を慣らす方法について解説します。


この記事でわかること

  • なぜ犬は首輪を嫌がるのか
  • 嫌がる犬に首輪をつける方法
  • 子犬、成犬別の首輪に慣らす方法

こんな人におすすめの記事です

  • 嫌がる犬に首輪を付ける方法を知りたい方
  • 犬が首輪を嫌がっている理由を知りたい方

犬が首輪を嫌がる・怖がる・元気がなくなる原因とは?

犬が首輪を嫌がる・怖がる・元気がなくなる原因とは?

犬が首輪を嫌がったり怖がったりするときには、以下のような原因が考えられます。

  • 首輪にトラウマがある
  • 首輪のサイズが合っていない
  • 首輪に慣れていない
  • 首輪の装飾などにストレスを感じている
  • 皮膚トラブルがある

ここでは代表的な5つの原因を、詳しくみていきましょう。

首輪にトラウマがある

過去に首輪で嫌な経験をしたことがある犬は、トラウマから首輪を嫌がる可能性があります。犬は、「無理やり付けられた」「たくさん叱られた」「痛みを感じた」などの嫌な経験は、首輪と関連付けて覚えています。


犬は子犬の頃にした嫌な経験も、大人になって覚えているといわれています。そのため、首輪の装着は無理強いせず、犬のペースで慣らしていくことが大切です。

首輪のサイズが合っていない

サイズの合っていない首輪は、首への違和感を感じ、犬が嫌がることがあります。愛犬の首のサイズより小さい首輪は、首を締め付けてしまうので嫌がるケースが多くあります。大きすぎる首輪も、犬が動くたびに首輪に違和感を感じやすくなるでしょう。


首輪は愛犬の首に合わせたサイズを購入することが大切です。また、装着するときにサイズ調節ができる首輪は、きつく締めすぎないように注意しましょう。

首輪の感覚に慣れていない

首輪の感覚に慣れていないときに、首輪を嫌がったり怖がったりすることがあります。

首は犬の急所です。そのため、急所である首によく分からないものを巻かれると、犬は恐怖を感じるでしょう。首輪に慣れていない犬は、時間をかけて慣らしていくことが重要です。

首輪の素材や装飾にストレスを感じている

首輪の素材や装飾によっては、不快感を感じて首輪を嫌がる場合があります。


首輪から飛び出すような大きな装飾は、首に当たって痛みを感じたり、毛に絡まり引っ張られたりします。またビニール素材のような動くと音の鳴る首輪も、犬によっては嫌がるでしょう。


飼っている愛犬にとって負担に感じない首輪を選びましょう。

首周辺に皮膚トラブルがある

首輪が当たる部分に傷やできものがあると、痛くて首輪を嫌がるケースもあります。


犬は全身被毛に覆われているため、皮膚トラブルに気づきにくいといえます。首輪を付けるのを嫌がったら、首周辺に皮膚トラブルがないか確認してみましょう.


傷やできものがある場合は、早めに動物病院を受診する必要があります。定期的に首周辺はチェックを行い、もし異常が見つかったらすぐに病院へいきましょう。

【子犬・成犬別】首輪を慣らす方法

ここでは、首輪を慣らす方法を3パターンに分けて紹介します。

  • 子犬
  • 首輪にトラウマがある成犬
  • 触られることが苦手な成犬

首輪は子犬の頃から付ける練習をした方が慣れやすいとされています。
今回紹介する方法を参考に、愛犬にペースに合わせて慣れさせていきましょう。

子犬の場合

子犬の場合、お散歩デビューする前から家の中で首輪を付ける練習を始めます。最初は、リボンやバンダナなど軽くて首に負担がないものから始めるとよいでしょう。


リボンやバンダナに慣れてきたら、首輪に変更して短時間から慣らしていきます。最初は、違和感から首元を掻く仕草や落ち着きなく歩き回ったりすることがありますが、落ち着くまで見守りましょう。


首輪にまだ慣れていない段階では、リードを付けないのがポイントです。リードを付けると首が引っ張られていると感じ、首輪に嫌なイメージを抱く可能性があるので注意しましょう。

首輪にトラウマがある成犬の場合

首輪にトラウマがある犬の場合は、「首輪を付けたら楽しいことがある」ということを教えていきます。


たとえば、散歩が好きな犬であれば、散歩に行く直前に首輪を付けて、首輪に対していい印象を与えるとよいでしょう。愛犬が好きなおやつも使用しながら、たくさん褒めることを意識するのがポイントです。


トラウマがある犬は、首輪にマイナスイメージを持っています。首輪へのマイナスイメージをポジティブなイメージに変えられるように、よく褒めることが大切です。

首周りを触られることに抵抗がある成犬の場合

首は犬にとって急所にあたるため、首の後ろを触られることを嫌がる犬もいます。


首付近が苦手な犬の場合は、飼い主に触られることに慣れることから始めましょう。飼い主の手が首に触れても嫌がらないようであれば、よく褒めることを繰り返します。


触れられることに慣れてから、首輪を付ける練習を始めます。初めは短時間から練習を行い、徐々に時間を伸ばしていきましょう。練習のときにはよく褒めて、おやつなどのご褒美をあげるのを忘れないことがポイントです。

首輪を慣らすときの注意点

首輪を慣らすときの注意点

首輪を慣らすときには、以下の2つのポイントに注意しましょう。

  • 叱らない
  • 無理やり首輪を付けない

間違った方法で首輪を慣らそうとすると、首輪にトラウマを抱えたり、犬が攻撃的になったりする可能性があります。注意点をしっかり確認してから、首輪に慣れる練習をしていきましょう。

叱らない

愛犬がなかなか首輪をさせてくれないとついイラっとして、叱ってしまうことがあります。しかし、叱るとますます首輪への苦手意識が強くなり、首輪嫌いが悪化するケースがほとんどです。


首輪に慣れる練習をしているときには、叱るよりも褒める回数を増やすことを意識してみてください。褒めるだけでなく、おやつをあげたり愛犬の好きなことをしたりと、飼い主も楽しみながら練習していきましょう。

焦って無理やり首輪を付けない

体を押さえつけて無理やり首輪を付けると、首輪に対してトラウマを抱える原因となります。トラウマになると、ますます首輪を受け付けなくなってしまうため、時間がかかっても無理やり付けないことが重要です。


飼い主に心の余裕がないときには、焦ってしまう可能性が高く、とくに注意が必要です。心の余裕があるときに、愛犬の首輪を付ける練習をしましょう

噛む犬の首輪の付け方

首輪をするときに飼い主を噛む犬の場合、押さえつけて無理やり首輪を付けるのは逆効果です。押さえつけたり無理やり首輪を付けようとすると、さらに噛む回数が増える原因となります。


また、飼い主が怯えているとますます攻撃的になる可能性があるので、落ち着いて堂々とした態度で首輪を付けることが大切です。


噛む犬を首輪に慣らすときには、段階ごとによく褒めるのが効果的です。たとえば飼い主が首輪を持っても落ち着ていたら褒める、首に通すときに噛まなかったら褒めるなど、褒める機会を多く作ります。


多くの犬は、「怖い」という気持ちが強くなりすぎて、噛むという行動を起こします。犬の「怖い」という気持ちを取り除いてあげることが重要です。

犬が首輪を外すときに怒るときの対処法は?

首輪を付けるときではなく、外すときに怒る犬も一定数います。とくに怖がりな性格や、首周りを触られることが苦手な犬に多くみられます。


そのような犬には、スムーズに着脱できる首輪がおすすめです。この際も、飼い主がびくびくした態度で首輪を外すと、犬から攻撃されやすくなります。堂々とした姿勢で首輪を外しましょう。

愛犬が首輪を嫌がって悩んだ経験のある飼い主さんの体験談

ここでは、愛犬の首輪嫌いに悩んだことのある飼い主さんの体験談を紹介します。


「30代 男性 S.Yさん 愛犬:チワワ3歳 の体験談」

最初は首輪に慣れていない状態で、興奮や不安を感じている様子でした。 まず、短時間から始め、おやつや褒め言葉を使い、愛犬にポジティブな経験を提供するよう心がけました。現在は調整可能なナイロン製の首輪を使用しています。軽量で通気性があり、長時間の着用に適しています。

「30代 女性 S.Mさん 愛犬:柴犬12歳 の体験談」

噛み癖が抜けず成長したため、首輪をつけるのに一苦労しました。首に手を回されるのが怖かったようで、首を触ることに慣れさせるのと着脱しやすい首輪を使うようにしました。実際の手順は、よしよしと首の周りを撫でながら5分ほど続け、その際に撫でる手には首輪を持っておき、犬が気持ちよくなった所でワンプッシュ式の首輪をはめています。

「30代 男性 M.Fさん 愛犬:ミニチュアピンシャー5歳 の体験談」

首輪を付けようとすると嫌がり、ものすごく抵抗してきました。何度か試みて、抵抗せずに首輪を付けたときには、おやつをあげたり褒めたりすることによって、段々と自分からつけてくれるようになりました。使用している首輪は、着け心地に考慮しながらも、耐久性がよく壊れにくいベルトタイプの首輪を付けています。


ここで紹介した飼い主さんの体験談も参考に、首輪嫌いの克服に取り組んでみてください。

愛犬が首輪を嫌がる場合も焦りは禁物!ゆっくり首輪に慣れてもらいましょう

犬によって首輪を嫌がる原因はさまざまです。犬が首輪を付けさせてくれなくて、飼い主は焦ることもあるでしょう。しかし、無理やり付けたり叱ったりすると逆効果になるため、心の余裕をもって首輪を付ける練習をしましょう。


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