「犬用のリードにはどのような種類があるの?」
「リードを選ぶときのポイントは?」
愛犬のリードを選ぶときに、なにを基準に選べばいいのか迷ってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
リードにはさまざまな種類があり、愛犬の体の大きさや性格、リードの使用用途によって適切なものを選ぶ必要があります。 今回は、リードの種類とリードの選び方を紹介します。
この記事を最後までご覧いただけると、愛犬にぴったりなリードを選ぶことができるでしょう。
この記事でわかること
- 犬のリードにはどのような種類があるのか
- 愛犬に適したリードの選び方
こんな人におすすめの記事です
- 犬用のリードの種類を知りたい方
- 愛犬のリードはこだわったものを使いたいと考えている方
リード選びが大切な理由
リードは、飼い主の意思を愛犬に伝えるための大切な用品です。
リードを軽く引くことで、首輪を通して愛犬に飼い主の指示を伝えることができます。しつけや散歩中など、犬をコントロールするときに不可欠といえるでしょう。
また、リードは思わぬ事故から犬を守る役割もあります。たとえば、車通りの多い道を通るときに、リードを付けていない状態であれば、事故に合う可能性が高くなります。
リードが長すぎる場合や飼い主がうまく使いこなせない場合、リードの本来の役割を果たすことができません。そのため、リードは愛犬の性格と飼い主の使いやすさを重視して選ぶことが大切です。
リードの種類
リードは、大きく分けると以下の4種類に分類されます。
- スタンダードリード
- 伸縮リード
- ロングリード
- 多機能リード
リードを選ぶときには、種類ごとの用途や特徴を把握しておく必要があります。
それぞれのリードの特徴を理解して、愛犬にぴったりなリードを探してみてください。
スタンダードリード
スタンダードリードはその名の通り、よく散歩のときにみかける一般的なリードです。長さは1mほどで、使いやすいのが特徴です。
使用する素材は、革や布、ビニールなどさまざま種類があります。デザインも豊富で、愛犬にぴったりなデザインを見つけやすいのがメリットです。
スタンダードリードは、散歩のときやトレーニングのときなどで使用できます。比較的、犬種を選ばず使用できるので、リード選びで迷ったらスタンダードリードがおすすめです。
伸縮リード
伸縮リードは、伸縮性があるのが特徴で、フレキシブルリードとも呼ばれます。
プラスチック製の持ち手にはスイッチがあり、押すとリードを巻き取る仕組みです。ロック機能もあるため、リードの長さを調節できます。
伸縮リードは、長さを自由に変えられるというメリットがありますが、取り扱いには注意が必要です。犬が勢いよくリードを引くと、スイッチで巻き取れなくなったり、ロック機能が壊れたりすることがあります。
そのため、伸縮リードは散歩に使用するのではなく、広い場所で犬と遊ぶときなどに使用した方がよいでしょう。
ロングリード
ロングリードとは、10~25mほどの長さがあるリードです。長さがあるので、犬のコントロールが難しく、しつけや散歩には不向きといえます。
ロングリードは、広い場所で犬を運動させるときに使用しましょう。広い場所で「おいで」の練習をするときにも適しています。
多機能リード
多機能リードは、さまざまな機能をもったリードです。長さ調節ができ、肩にかけたり腰に巻いたりなどもできます。両手を空けた状態で散歩ができるので、登山などに犬を連れて行くときに使用する方もいるようです。
多機能リードは、デザインや素材に豊富な種類があります。2頭引きもできるので、多頭飼いの人や犬と出かける機会の多い人に適しています。
リード選びのポイント
犬用のリードは、多くの種類が販売されているため、リード選びに困っている飼い主さんもいるのではないでしょうか。ここでは、リード選びのポイントを5つ紹介します。
- 長さ
- 太さ
- 機能性
- 素材
- 頑丈さ
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
長さで選ぶ
犬のリードを選ぶときには、長さをチェックすることが大切です。リードの長さの種類は以下の通りです。
- 1m未満のショートタイプ
- 1~2mのスタンダードタイプ
- 2~3mのミドルタイプ
- 3m以上のロングタイプ
リードの長さは、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
たとえば、ショートタイプは、散歩の練習がまだできておらず、飼い主のコントロールが必要な犬におすすめです。ミドルタイプやロングタイプは、しつけがしっかりできていて、飼い主の声だけで指示が通じる犬に適しています。
リードの長さで迷ったら、コントロールしやすく、犬が自由に動ける程度の長さがあるスタンダードタイプを選んでみてください。
太さで選ぶ
リードは、太さによって「適正体重」が決まっています。そのため、リードの太さは、愛犬の体の大きさに合わせて選ぶことがポイントです。
小型犬は1~1.5cm、中型犬は1.5~2cm、大型犬は2~3cmの太さを選びましょう。適正体重より重い犬が使用すると、リードを破損する可能性があります。安全に愛犬と出かけるためには、リードの適正体重をチェックしながら選ぶことが重要です。
機能性で選ぶ
リードは、さまざまな機能がある商品が販売されています。機能性を比較しながら選ぶと、使いやすいリードを見つけられるでしょう。
リードによっては、持ち手のクッション性が高い、反射材を使用している、肩や腰のかけられるなどの機能があります。たとえば、夜中や早朝によく散歩に行く人は、反射材を使用しているリードであれば、安全に散歩ができます。
飼い主が求めている機能が付いたリードを選びましょう。
素材で選ぶ
リードには、布、ナイロン、革、金属など素材に違いがあります。素材によって使い勝手や耐久性、お手入れ方法などが異なるため、リードの素材もチェックしておく必要があります。
布製のリードは、デザインやカラーが豊富です。ナイロン製は丈夫で壊れにくいとされています。革製のリードは手触りがよく、やや伸縮性がある点がメリットです。金属製のリードは、犬にかじられても壊れにくいのが特徴です。
愛犬と飼い主に合った素材のリードを、探してみてください。
頑丈さで選ぶ
リードは毎日使用するため、使っていくうちに耐久性が落ちていきます。頑丈なリードであれば、長持ちするといえるでしょう。
リードが壊れてしまうと、脱走する危険性があるため、愛犬が強い力で引っ張ったときでも壊れないほどの頑丈さが必要です。とくに大型犬は力が強いため、より頑丈なリードを選ぶことをおすすめします。
犬のリードの長さは法律で決まっている?
日本の法律では、リードの長さは定められていません。そのため、飼い主が使いやすい長さのリードを使用しても問題ありません。
ただしノーリードでの犬の散歩や放し飼いは、条例違反となります。環境省が定める「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」や、都道府県の「動物の愛護及び管理に関する条例」で、ノーリードは禁止されています。ノーリードは条例違反となるため、犬の散歩のときには、必ずリードを付けましょう。
また、韓国やアメリカなどでは、法律でリードの長さが決まっています。ロサンゼルスやニューヨークでは、約1.8m以下のリードを使用することが法律で定められています。一方韓国では、リードの長さは2m以内と定められているようです。
参考:東京都保健医療局/「東京都動物の愛護及び管理に関する条例」
飼い主さんが実際に使っているリードの種類や理由を紹介
ここでは、現在ご利用中のリードに関して飼い主さんに調査したアンケート結果を紹介します。
「40代 女性 H.Mさん 飼い犬:柴犬7歳 の飼い主さん」
持ち手が握りやすいハーネス付きのリードを使用しています。
愛犬がよく引っ張るので、自分の手から抜けないことをポイントとして選びました。
「30代 男性 M.Fさん 飼い犬:ミニチュアピンシャー5歳 の飼い主さん」
ナイロン製のシンプルなスタンダードリードを使用しています。
撥水性と耐久性があり、持ちやすくて使いやすいと思いました。
実際に使用してみると、汚れが付きにくく、多少濡れても弾いてくれているため、汎用性が高く使いやすいと思っています。
「40代 男性 M.Iさん 飼い犬:キャバリア10歳 の飼い主さん」
布でできていて伸び縮みしないタイプのリードを使用しています。
選んだポイントは、丈夫で安全性が高いことです。
また、デザインがうちの犬に合っていると思い選びました。
今回紹介した飼い主さんの例をみて、ぜひ愛犬に合ったリード選びの参考にしてみてください。
リード選びはポイントを押さえて慎重に!
犬のリードは、飼い主の意思を伝えるための欠かせない用品です。リードには大きく分けて4種類あり、どれも特徴が異なります。
リードは、愛犬の体の大きさや性格、リードの使用用途によって選ぶことが大切です。愛犬を守るためにも、ぴったりなリードを用意しましょう。
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