「犬に首輪をつけっぱなしにしてもいいの?」
「首輪をつけっぱなしにするとどんなデメリットがあるの?」
犬の首輪をつけっぱなしにしてもいいのか迷っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
首輪を長期間付けておくことには、いくつかのメリット・デメリットがあります。
今回は、犬の首輪をつけっぱなしにするメリット・デメリットと首輪を長期間付けるときの注意点を解説します。最後までこの記事をご覧いただくと、愛犬の首輪をつけっぱなしにするかどうかの判断ができるでしょう。
この記事でわかること
- 首輪をつけっぱなしにするメリットとデメリット
- 首輪をつけっぱなしにするときの注意点
こんな人におすすめの記事です
- 首輪をつけっぱなしにするかどうか迷っている方
- 首輪をつけっぱなしにするデメリットを知りたい方
犬の首輪をつけっぱなしにするデメリット
ここでは、首輪をつけっぱなしにすることで起こるデメリットを4つ紹介します。
- 皮膚や被毛を痛める
- 事故が起こる
- 犬にストレスを与える
- においの原因になる
それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。
首輪を付けた部分の皮膚や被毛を痛める
首輪を付けていることで、皮膚が蒸れたり擦れたりして皮膚疾患を起こすケースがあります。皮膚疾患が起こると、首輪を付けるたびに痛みを感じ、首輪自体を嫌がるようになるでしょう。
また、長毛の犬種が長期間首輪を付けると、首輪に被毛が引っかかって毛切れや毛玉の原因となります。首輪を付けている部分の皮膚や被毛への負担が大きいため、長期間首輪を付けることは推奨できません。
事故になる可能性がある
犬に首輪を付けっぱなしにしていると、室内のどこかに首輪が引っかかるなどの事故につながる可能性があります。
首輪がどこかに引っ掛かると、身動きがとれなくなります。最悪の場合、首が締まり、命に関わることもあると考えられるでしょう。
とくに留守番の多い家庭では、留守中に事故が起きることも少なくありません。家の中で首輪を付けている家庭でも、飼い主が留守中の間は首輪を外した方がよいでしょう。
首輪が犬のストレスになることがある
首輪をしている部分は、蒸れや擦れから痒みが生じることがあります。痒みがある状態が続くと、犬はストレスを感じやすいといえるでしょう。
また首輪があまり好きではない犬にとっては、首輪を付けているだけでストレスを感じます。犬がストレスなく過ごすためにも、室内では首輪を外すことをおすすめします。
においの原因になる
首輪を常に付けておくと、犬の体臭が染み込み、においの原因となるでしょう。
犬の体からは、皮膚を乾燥から守るために、皮脂が分泌されています。皮脂は放置すると酸化し、細菌が増殖して独特のにおいを発します。皮脂が付着して長期間放置した首輪は、洗濯しても完全ににおいを落とすのは難しいでしょう。
また、つけっぱなしの首輪は衛生的にもよくありません。首輪に菌が繁殖し、皮膚疾患の原因になる可能性があるので注意しましょう。
室内で犬が首輪をつけっぱなしにするメリット
犬の首輪を長期間付けることには、デメリットだけでなく、いくつかメリットもあります。
- 緊急時に役立つ
- 犬を制御しやすい
- 迷子防止
室内で首輪を付けたままにすることで得られるメリットを3つ解説していきます。
災害などの緊急時に役立つ
地震や火事などの避難しなければならないときに、首輪を付けている状態であれば、すぐに避難できます。首輪にリードを付けるだけですぐに出られる状態になるので、緊急時に慌てる心配がありません。
また、災害のときに犬が驚いてしまい、家から逃げ出すことも考えられます。万が一、犬が逃げてしまっても、首輪をしていると飼い主を探しやすくなることもメリットの1つです。
来客時に制御しやすい
室内で首輪を付けていると、犬が興奮したときに、制御できるというメリットがあります。犬によっては来客がきたことに興奮して、飛びついたり吠えたりすることがあるでしょう。
首輪があると、首輪を持つまたはリードを付けることができるので、犬を制御しやすくなります。また、咄嗟に犬を捕まえようとしたときに、首輪が付いていないと尻尾や耳などを持ち、愛犬にケガをさせてしまう危険性があります。
室内でもある程度の制御が必要な犬は、首輪を付けっぱなしにした方がよいでしょう。
迷子になったときに見つかりやすい
首輪を常に付けていると、迷子になったときに見つかりやすくなります。
首輪には鑑札や迷子札を付けることができます。迷子札に飼い主の連絡先などを記入しておくことで、犬を見つけた人が飼い主と連絡をとりやすくなるでしょう。
また、首輪をしていることで飼い犬と判断されやすくなり、飼い主を探してもらえる可能性が高くなります。散歩中などの室外だけでなく、室内でも窓や玄関から脱走する可能性があります。もしものときに備えて、室内でも首輪を付けている飼い主さんも一定数います。
子犬は首輪をつけっぱなしにしてもいいの?
子犬の場合、首輪に慣れていない段階で長時間首輪を付けることはおすすめできません。
首輪を付け始めたばかりの子犬は、首を掻いたり、動き回ったりと落ち着きのない様子がみられ、ストレスを感じています。また、首輪が気になってしまい、首輪を破壊して誤飲する可能性もあるので注意しましょう。
子犬に首輪を付けた状態で過ごしてもらうためには、しっかりと首輪に慣らす必要があります。首輪を付けてる状態で、遊んだりご飯を食べたりなど問題なく生活できるようになってから、長期間付けるようにしましょう。
首輪をつけっぱなしにするときのポイント
犬の首輪をつけっぱなしにするときには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- こまめに取り替える
- 首への負担が少ない首輪を選ぶ
- 散歩用と室内用に分ける
首輪のつけっぱなしは、犬の体にダメージを与える可能性があります。ここで紹介する3つのポイントに注意して、首輪を付けましょう。
こまめに取り替える
首輪はこまめに取り替えて、清潔に保つことが大切です。
首輪には、犬の皮脂や汚れ、排せつ物などにおいの原因になるものが多く付着しています。汚れなどが付いた首輪をそのまま放置すると、独特のにおいがしたり、雑菌が増殖したりと不衛生な状態になります。
においや雑菌を予防するためにも、首輪は定期的に外してきれいにしましょう。首輪を洗濯する場合は、洗い替え用にいくつか首輪を用意しておくことをおすすめします。
犬の首に負担がかからない首輪を選ぶ
長期間付けておく首輪は、軽く柔らかい素材のものを選びましょう。重い首輪は首に違和感を感じやすく、犬のストレスがたまる可能性があります。
また、硬い首輪は首付近の皮膚や被毛にダメージを与え、皮膚疾患や毛切れの原因となります。軽く柔らかい首輪であれば、犬への負担を軽減でき、ストレスなく首輪を付けられるでしょう。
首輪をつけっぱなしにする場合は、犬の首への負担が少ない素材でできた首輪を探してみてください。
散歩用と室内用の首輪を用意する
首輪は、散歩用と室内用の2つを用意することを推奨します。
散歩に使用した首輪は、雑菌や汚れが付着している可能性があり、長期間付けておくことはおすすめできません。長期間犬が付ける首輪は、できる限り清潔に保つことが大切です。散歩用と室内用に分けた方が、首輪をきれいな状態で保ちやすくなるでしょう。
また、散歩で使用する首輪は、丈夫さ重視で選ぶことが多いでしょう。丈夫な首輪は犬の首への負担が大きいため、長期間付ける首輪としては不向きです。散歩用の首輪は丈夫なもの、室内用の首輪はクッション性のあるものと使い分けするとよいでしょう。
あなたのわんちゃんの首輪はつけっぱなし?飼い主さんのアンケート結果を紹介
ここでは、首輪を長期間付けているかどうか、犬の飼い主さんにとったアンケート結果を紹介します。
「40代 女性 N.Nさん 愛犬:ミニチュアダックスフンド4歳」
首輪とハーネスを両方使用しており、布製のハーネスは、散歩のときだけ使っています。
首輪は基本的につけっぱなしです。
嫌がることもないので、首周りの様子は確認しながらつけ続けています。
「50代 女性 T.Kさん 愛犬:チワワ5歳」
首への負担を考えてハーネスと併用しています。
散歩のとき以外は、負担がかからないように外しています。
「30代 女性 T.Yさん 愛犬:トイプードル2歳」
4ヶ月頃から首輪を使用しています。
お散歩用と家用の2種類の首輪を用意して、家ではつけっぱなしです。
家用の首輪は、万が一引っかかったりしたときに外れやすい作りの弱いものを選びました。
ここで紹介した飼い主さんの体験談を参考に、首輪をつけっぱなしにするかどうか検討してみてください。
首輪のつけっぱなしには注意が必要!
犬に首輪をつけっぱなしにすることは、推奨できません。首輪によって皮膚や被毛に負担がかかり、犬にとってストレスに感じる可能性があります。
ただし、首輪を室内で付けていることでメリットもあります。首輪をつけっぱなしにする場合は、清潔に保つことを意識することが大切です。
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